【12月5日 AFP】AFPが各国当局の発表に基づき日本時間5日午後8時にまとめた統計によると、世界の新型コロナウイルスによる死者数は524万9851人に増加した。

【インタラクティブ図解】新型コロナウイルス、1日ごとの新規死者・感染者数

 これまでに世界で少なくとも2億6478万4370人の感染が確認された。大半はすでに回復したが、一部の人々にはその後も数週間、場合によっては数か月にわたり症状が残っている。

 この統計は、各国の保健当局が発表した日計に基づいたもので、他の統計機関が行った集計見直しに伴う死者数の大幅な増加分は含まれていない。世界保健機関(WHO)の推計によると、新型コロナウイルス感染症により直接または間接的に生じた超過死亡を含めると、死者数の総計は公式統計の2~3倍に上る可能性がある。

 多くの国では検査体制が強化されたが、軽症や無症状の人の多くは検査を受けず、感染に気付かないままとなっている。

 4日には世界全体で新たに6343人の死亡と52万383人の新規感染が発表された。死者の増加幅が最も大きいのはインドの2796人。次いでロシア(1206人)、米国(500人)となっている。

 最も被害が大きい米国では、これまでに78万8204人が死亡、4905万1150人が感染した。

 次いで被害が大きい国はブラジルで、死者数は61万5570人、感染者数は2213万8247人。以降はインド(死者47万3326人、感染者3463万3255人)、メキシコ(死者29万5155人、感染者390万293人)、ロシア(死者28万1278人、感染者980万1613人)となっている。

 人口10万人当たりの死者数が最も多いのはペルーの611人。次いでブルガリア(414人)、ボスニア・ヘルツェゴビナ(387人)、モンテネグロ(370人)、北マケドニア(366人)、ハンガリー(364人)、チェコ(314人)となっている。

 地域別の死者数は、中南米・カリブ海(Caribbean Sea)諸国が154万3788人(感染4679万78人)、欧州が154万1363人(感染8630万8716人)、アジアが90万4687人(感染5742万6756人)、米国・カナダが81万7961人(感染5085万3509人)、アフリカが22万3393人(感染872万3088人)、中東が21万5318人(感染1436万4584人)、オセアニアが3341人(感染31万7640人)となっている。

 各国の死者数・感染者数は当局による訂正やデータ公表の遅れがあるため、過去24時間での増加幅は前日の集計結果との差と一致しない場合がある。(c)AFP