【12月5日 AFP】21-22フランス・リーグ1は4日、第17節の試合が行われ、パリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)は後半アディショナルタイムのジョルジニオ・ワイナルドゥム(Georginio Wijnaldum)のゴールでランス(RC Lens)と1-1で引き分けたが、リオネル・メッシ(Lionel Messi)がよりフィジカルが要求されるこのリーグに適応できていないことが露呈した。

 62分にメッシが強烈なタックルを受けて転倒すると、PSGの選手は相手のビルドアップでプレーを止めてしまい、セコ・フォファーナ(Seko Fofana)がゴールネットを揺らした。素晴らしいパフォーマンスで3万7000人に迫る観客を歓喜させたランスは、この得点で勝利に事足りるかに思われた。

 しかしPSGは、アディショナルタイム2分にキリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)のクロスに途中出場のワイナルドゥムが頭で合わせて、試合を引き分けに持ち込んだ。

 PSGは2戦連続の引き分けとなったが、この日2位のオリンピック・マルセイユ(Olympique de Marseille)がスタッド・ブレスト(Stade Brestois 29)に1-2で敗れたため、その勝ち点差は13となった。

 首位を独走しているものの、スーパースターの足並みがそろわないチームはまたしても満足とは程遠いパフォーマンスに終わった。PSGは今季個の力で結果を残してきたが、説得力のある内容はほとんど見せられていない。

 足首の負傷でネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)が来年1月中旬まで離脱するPSGは、今季公式戦チーム最多の9点を決めているエムバペが救世主として声が掛かるまでベンチで待機した。

 またメッシは、5位につけるランスの印象的なパフォーマンスの前に存在感を発揮することができず、リーグ戦出場9試合でわずか1点にとどまっている。(c)AFP