【12月5日 AFP】21-22イングランド・プレミアリーグは4日、第15節の試合が行われ、チェルシー(Chelsea)がウェストハム(West Ham)に2-3で敗れたため、共に勝利したマンチェスター・シティ(Manchester City)が首位、リバプール(Liverpool FC)が2位に浮上した。

 今季わずか1敗で首位に立っていたチェルシーは、敵地ロンドン・スタジアム(London Stadium)でランチタイムキックオフの一戦に臨んだ。

 欧州王者のチェルシーは、チアゴ・シウバ(Thiago Silva)のヘディングとメイソン・マウント(Mason Mount)の見事なボレーで2度先行したが、マヌエル・ランシーニ(Manuel Lanzini)のPKとジャロッド・ボーウェン(Jarrod Bowen)の一撃でリードをふいにした。

 すると87分、ウェストハムは途中出場のDFアルトゥール・マスアク(Arthur Masuaku)が左サイドから上げたクロス性のボールが相手ゴールへと向かうと、裏を突かれたGKエドゥアール・メンディ(Edouard Mendy)の手をはじき、これが決勝点となった。

 今季、長らく続いていたリバプールの無敗記録を止めていたデビッド・モイーズ(David Moyes)監督率いるウェストハムは、この結果4位の足場を固めた。

 王者シティは3-1で下位ワトフォード(Watford FC)を退け、今季初めて首位に立った。

 ここ5シーズンで4度目のリーグ優勝を目指すシティは、遅い時間のキックオフだったため、ワトフォードに勝てば首位に躍り出ることが分かっている中で迎えた試合を支配し、開始直後にラヒーム・スターリング(Raheem Sterling)が先制点を挙げると、その後ベルナルド・シウバ(Bernardo Silva)が2点を追加し、相手の反撃をクチョ・エルナンデス(Cucho Hernandez)の1点に抑えた。

 また、リバプールは終了間際の得点でウォルバーハンプトン・ワンダラーズ(Wolverhampton Wanderers)に1-0で勝利。

 粘り強いウルブスを崩せずにいたリバプールだったが、94分にモハメド・サラー(Mohamed Salah)のパスを受けた途中出場のディボック・オリジ(Divock Origi)が決勝点をマークした。

 リーグ戦5連勝で勝ち点を35としたシティは、リバプールに1ポイント差、チェルシーに2ポイント差をつけた。(c)AFP/John WEAVER