【12月5日 AFP】21-22スペイン1部リーグは4日、第16節の試合が行われ、レアル・マドリード(Real Madrid)は2-0でレアル・ソシエダ(Real Sociedad)を下し、2位との勝ち点差を8としたが、カリム・ベンゼマ(Karim Benzema)が負傷する痛手を負った。

 レアルのカルロ・アンチェロッティ(Carlo Ancelotti)監督は、ベンゼマが7日に行われる欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2021-22)のインテル(Inter Milan)戦を欠場する見込みだと明かしたが、アトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)との次節での復帰を期待していると話した。

 これでレアルは公式戦8連勝を飾ったが、同日アトレティコがマジョルカ(RCD Mallorca)に敗れ、FCバルセロナ(FC Barcelona)がシャビ・エルナンデス(Xavi Hernandez)監督の就任後初黒星を喫したため、より価値の大きい白星となった。

 レアル・ベティス(Real Betis)に0-1で敗れたバルセロナは、レアルと16ポイント差の7位となり、アトレティコは同10ポイント差の4位に順位を落とした。

「アドバンテージはわれわれにあるが、まだリーグ戦の決着はついていない」と気を引き締めたアンチェロッティ監督は、「リーグ優勝について考えたくないし、誰にも考えてほしくない」と続けた。

 敵地アノエタ・スタジアム(Anoeta Stadium)でレアルは、ベンゼマが左のハムストリング付近に問題が生じたため前半で退かざるを得なくなった。

 しかしエースを欠いてもレアルは、好調を維持するビニシウス・ジュニオール(Vinicius Junior)が先制点を挙げると、ベンゼマに代わって出場したルカ・ヨビッチ(Luka Jovic)が追加点を挙げ、勢いのあるソシエダに快勝した。

 本拠地エスタディオ・ラモン・サンチェス・ピスフアン(Estadio Ramon Sanchez Pizjuan)でセビージャFC(Sevilla FC)は、前半に挙げたルーカス・オカンポス(Lucas Ocampos)の決勝点で1-0とビジャレアル(Villarreal CF)に勝利し、2位に浮上した。(c)AFP