【12月4日 AFP】米紙ワシントン・ポスト(Washington Post)は3日、米情報機関の報告書の内容として、ロシアが来年早々にも最大17万5000人を動員したウクライナ侵攻を計画していると報じた。

 同紙によると、ロシア軍は4か所に集結しており、50の戦術部隊が配備されたほか、新たに戦車なども運び込まれた。

 また匿名の米当局者の話として、ロシア側の計画は「推定17万5000人の兵士から成る100の大隊の広域行動が含まれる」ものだと報じた。

 ロシアがウクライナ国境地帯に軍を集結させていると米ウクライナ両国が報告したことを受け、ジョー・バイデン(Joe Biden)米大統領は3日、ロシアによる侵攻を阻止するために新たな対応策を準備していると述べた。

 アントニー・ブリンケン(Antony Blinken)米国務長官は2日、ロシアのセルゲイ・ラブロフ(Sergei Lavrov)外相と会談。米国は「ロシアによるウクライナへの新たな侵略計画への深い懸念」を示していると述べ、ロシアが「侵略的な行動を続けた」場合、「厳しい代償」があると警告した。

 米ロは3日、バイデン氏とロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領が両国間の緊張の高まりを議論するため、テレビ会議を行う予定だと明らかにした。(c)AFP