【12月4日 AFP】ジンバブエの主要国際空港が航空管制用レーダーシステムなしで飛行機を離着陸させていることが、3日に公開された議会動画で明らかになった。

 予算委員会のオスカー・ゴレリノ(Oscar Gorerino)委員長は2日の議会で「適切なレーダーシステムなしで運営を続けることはできない。安全面で非常に危険だ」と述べた。

 首都ハラレのロバート・ガブリエル・ムガベ国際空港(Robert Gabriel Mugabe International Airport)のレーダーシステムの改修について、ジンバブエは中国企業と契約を結んでいる。

 予算委員会によると、新レーダーシステムの導入には340万ドル(約3億8500万円)かかるが、空港全体の改修費用として中国輸出入銀行(Export-Import Bank of China)から1億5300万ドル(約173億円)の融資を受けた。

 しかし、ジンバブエ民間航空局(CAAZ)は、150万ドル(約1億7000万円)しか資金はないと説明している。(c)AFP