【12月3日 Xinhua News】中国四川省(Sichuan)綿陽市(Mianyang)にあるジャイアントパンダ国家公園北川小寨子溝エリアはかつて、4万4千ヘクタールのうち3万6千ヘクタールが森林伐採地で、生態環境が大きく破壊されていたが、20年以上にわたる森林整備と生態修復により、現在はジャイアントパンダなど、多くの野生動物の生息地となっている。

 2015年に発表された第4回全国ジャイアントパンダ調査の結果によると、北川小寨子溝エリア内のジャイアントパンダ生息数は47頭で、年々増加傾向にある。赤外線カメラの映像には、ここ数年よく現れるキンシコウやイヌワシ、カラニジキジなど国家1級保護野生動物の姿が映っていた。同エリアではこれまでに植物2150種、脊椎動物515種、昆虫328種が確認されている。

 野生パンダの生息地は四川省、陝西省(Shaanxi)、甘粛省(Gansu)に分布しており、1988年には139万ヘクタールだったが、第4回調査では258万ヘクタールまで回復した。(c)Xinhua News/AFPBB News