【12月7日 People’s Daily】中国では近年、「5G+産業インターネット」が伝統的な鉱業との融合の深化を加速させ、遠隔設備の操作、無人スマート巡回検査、設備の協同作業などの面で効果的な実践を実現し、業界の質向上を促進し、生産の安全と秩序を保障し、業界の質が高い発展に新たなエネルギーを吹き込んだ。

 山西省(Shanxi)大同市(Datong)の晋能控股煤業集団塔山炭鉱会社の200メートルの坑内では、多種の機械設備の連動のもと、炭鉱の採掘、選別、積載、輸送が整然と行われている。この一連の作業は、すべてオペレーターによる坑外のコンピューターーでの遠隔操作によって行われる。

「5G+産業インターネット」によって、作業員による効率的かつ正確な機械の遠隔操作のみならず、企業のセキュリティーチェックの効率の大幅な向上も可能となる。

 賀軍盈(He Junying)氏は陝西彬県石炭有限責任公司蒋家河炭鉱機電科の従業員だ。先日、彼は「彬煤雲」ビックデータプラットフォームから坑内の採炭機のアームに異常振動があるというスマート警報を受け、急いでプラットフォームとデータドッキングを行う上海炭科デジタル技術センターに連絡した。遠隔分析診察システムを通じて、上海市の業界専門家からリアルタイムで診断結果やメンテナンスのアドバイスを受けた。

 昨年末、陝西声威建材集団はスマート専門家による自己診断システムを構築した。人の目の届かない場所に検知センサーを置き、5分ごとに設備の「健康診断」を行うことができる。当社の王永(Wang Yong)マネジャーは、「『5G+産業インターネット』改造の効果がすぐに出た。システムの完成後、工場の設備の異常停止率が70%低下し、設備の維持コストが30%低下した」と述べた。

 河南焦煤集団千業セメント会社の無人自動車配車担当の李明鑫(Li Mingxin)氏は、現在、鉱区情報センタービルで働き、オフィスのパソコンの前に座り、マウスを操作するだけで、1人で約20台の無人搬送車を同時に管理できる。「情報センターのコンピューターは自動的に輸送ルートを計画し、5Gシグナルにより無人搬送車を遠隔コントロールし、スマート編隊を組むことができ、科学的で高効率の管理が可能となった」と語った。

 千業セメントの肖戦定(Xiao Zhanding)マネジャーは、5G、モノのインターネット(IoT)、北斗衛星測位などの技術を活用することで、スマート鉱山建設を推進していると説明した。会社は信号伝送の遅れによる人と装備、装備間の協同作業の問題を解決し、掘削・積載、輸送、監視など鉱山採掘の全プロセスの無人化、遠隔操作を実現し、作業の安全性、快適性を向上させると同時に、人員削減と効率化を実現した。

 自動運転から自動監視に至るまで、オートメーションの結合度と協調性はますます高まっている。陜西聯通産業インターネット事業部の李守卿(Li Shouqing)ディレクターは、次のように指摘した。「鍵は、共有をやり遂げたことだ。例えば、蒋家河炭鉱は、既存の18サブシステムが現在、データの全プロセスの共有を実現し、各システムの運行状態と坑内環境のデータをリアルタイムで監視し、異常データ、警報データのインテリジェント分析を行い、分析結果をタイムリーにコントロールセンターにフィードバックすることで、鉱山生産管理、緊急救助、意思決定の指揮能力を向上させた」(c)People’s Daily/AFPBB News