【12月3日 AFP】男子テニスの国別対抗戦デビスカップ(Davis Cup 2020-21)は2日、スペイン・マドリードで決勝ラウンドの準々決勝が行われ、世界ランキング2位のダニール・メドベージェフ(Daniil Medvedev)を擁するロシアテニス連盟(RTF)が2-0でスウェーデンを下し、2大会連続のベスト4入りを決めた。

 RTFは世界5位のアンドレイ・ルブレフ(Andrey Rublev)が第1試合に登場し、同171位のエリアス・イマー(Elias Ymer)に6-2、5-7、7-6(7-3)で競り勝った。続く第2試合では、メドベージェフがエリアスの弟マイケル(Mikael Ymer)を6-4、6-4で下し、準決勝進出を確定させた。

 今大会のシングルスでは、ここまで1セットも落とさず3戦全勝を記録したメドベージェフだが、この日の試合では疲れを見せ、格下の同94位を相手に計20本のアンフォーストエラーと計9本のダブルフォールトを犯した。

 全米オープン(US Open Tennis Championships 2021)覇者のメドベージェフは試合後、「マドリードは地元にいる感覚で、チームは多くの勝利を挙げている」と話し、「(グループステージで)ホームチーム(スペイン)を倒せたことが、かなりの自信につながった。多くの勝ち星を重ねられていて、グループステージでも全カードを制することができた」と続けた。

 メドベージェフはまた、「4日は自分にとって(デビスカップで)初めての準決勝になるから、本当に楽しみにしている」と、ドイツとの一戦を控えてコメントした。

 3日に行われるもう一つの準決勝では、ノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic)を擁するセルビアが、隣国のクロアチアと激突する。(c)AFP