【12月3日 AFP】フィギュアスケートグランプリ(GP)シリーズの主催者は2日、次週大阪で予定されていた21-22GPファイナルの開催中止を発表した。理由は新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」の影響で、日本において外国人の新規入国が停止されたためとしている。

 感染力が非常に高いとされる変異株が検出され、先月30日に日本政府が水際対策を強化したことにより、GPファイナルの主催者は大会の開催を断念せざるを得なくなった。来年2月4日から20日まで中国で行われる北京冬季五輪は、わずか2か月後に迫っている。

 一方、今月29日に予定されているボクシング、WBA世界ミドル級スーパー王者の村田諒太(Ryota Murata)とIBF同級王者のゲンナディ・ゴロフキン(Gennady Golovkin、カザフスタン)の統一戦も不透明な状況に陥った。

 プロモーターはAFPの取材に対して、試合がスケジュール通りに開催できるか分からないと回答。一方、村田が所属する帝拳ジム(Teiken Gym)は、注目のファイトが開催可能かどうか政府の判断を待っている状況だと説明している。

 強力なパンチを武器とするゴロフキンにとって、さいたまスーパーアリーナ(Saitama Super Arena)が舞台となる注目のこの一戦は、約1年ぶりのリング復帰となっている。(c)AFP