【12月3日 AFP】ドイツのアンゲラ・メルケル(Angela Merkel)首相は2日、同国内で感染拡大が続く新型コロナウイルスへの対策として、ワクチン未接種者に厳格な制限を課すと発表した。

 メルケル氏と次期首相のオラフ・ショルツ(Olaf Scholz)氏、国内16州の州首相は2週間前にも新型ウイルス関連規制を強化していたが、この日再び会合を開催。さらに厳格な措置を取ることを決めた。

 メルケル氏は「全国の文化や娯楽は、ワクチン接種済みの人や、感染から回復した人にのみ開放される」と説明。必需品を取り扱わない商店にもこのルールを適用するとした。議会で近く採決が行われる予定のワクチン接種義務化についても支持を表明し、「この状況を考えると、接種義務化が適切だと思う」と述べた。

 未接種者や感染後の回復歴がない人は、バーやレストラン、映画館、クリスマス市などへの入場が全面的に禁止される。対面交流できる人数にも制限が設けられた。(c)AFP/Femke COLBORNE