【12月2日 AFP】(更新)国際オリンピック委員会(IOC)は2日、中国の前副首相から性的関係を強要されたと告発した女子テニスの彭帥(Peng Shuai、中国)と再びテレビ電話で会話したと発表した。

 IOCは、2度目となった今回の電話で、彭が「難しい状況に置かれているにしても、無事で元気な様子」が確認されたとしている。

 先月21日に彭とテレビ電話で会話したトーマス・バッハ(Thomas Bach)IOC会長は、彭の身の安全の証明を要求しなかったとして批判を浴びていた。

 IOCは2日、同委のアプローチは「静かな外交」手法であり、「現状を考慮し、各国政府や各種団体の経験を踏まえれば、こうした人道問題を効果的に進展させる最も有望な手法とされている」として、改めて正当性を主張した。(c)AFP