【12月2日 CGTN Japanese】中国で主に使用されているPCR検査試薬は、新型コロナウイルスの変異株オミクロン株にも有効であることが分かりました。国家疾病予防管理センター(CDC)が発表しました。

 国家疾病予防管理センターによりますと、オミクロン株の突然変異部位は、主にスパイクタンパク(Sタンパク)に集中しています。中国の主なPCR検査試薬のプライマーとプローブの標的区域は、比較的安定しているORF1ab遺伝子とN遺伝子に位置しているため、オミクロン株の特異性がPCR検査試薬の感度などに影響を与えることはなく、十分に対応できるということです。

 さらに、中国のPCR検査試薬のプライマーとプローブの標的区域は、中国CDCウイルス感染症研究所が昨年1月21日に世界に公表・共有したもので、新型コロナウイルスの流行が始まってから2年にわたり有効であり続けており、多くのPCR検査試薬がこれを採用しているということです。(c)CGTN Japanese/AFPBB News