【12月2日 AFP】米大リーグ機構(MLB)と選手会(MLBPA)による新労使協定が2日、期限までに合意に至らず、1994年以来となるロックアウトに突入した。

 MLBの収益100億ドル(約1兆1300億円)の分配方法をめぐる機構と選手会の交渉で意見の相違があったため1日午後に交渉が中断すると、同日午後11時59分に労使協定が失効となり、機構側は選手をロックアウトすると発表した。

 大リーグ機構のロブ・マンフレッド(Rob Manfred)コミッショナーは、ツイッター(Twitter)に投稿した「ファンへの手紙」の中で「12月2日午前0時1分よりMLB選手のロックアウトを開始せざるを得なくなった」ことに失望していると述べた。

 マンフレッド氏は大リーグ機構の幹部がオフシーズンのロックアウトが「2022年シーズンを守るための最善の仕組み」だと考えているとし、「ロックアウトによって交渉が活発化し、シーズンを予定通り開幕できるような合意に達することを期待している」と続けた。(c)AFP