【12月3日 Xinhua News】中国福建省(Fujian)福清市(Fuqing)は、国内で初めてウナギのかば焼きを海外へ輸出した都市であり、今でも中国最大のかば焼き加工輸出拠点となっている。

 ウナギは同市の特産品で、明代に粗放的な養殖が始まり、1988年にはかば焼きの年間生産量が千トン近くに上った。人工養殖が始まったのは1979年で、日本の技術と設備を導入し地元産の稚魚を育て、活ウナギを主に日本へ航空便で輸出した。1984年には日本の設備を導入してかば焼き加工も開始。かば焼き製品は冷凍保存やコンテナによる海上輸送に適しており、同市の養鰻(ようまん)業を大きく成長させた。1990年代になると、ウナギの養殖とかば焼きは同省内陸部や江西(Jiangxi)、広東(Guangdong)、浙江(Zhejiang)各省などへ拡大した。(c)Xinhua News/AFPBB News