【12月2日 AFP】21-22イングランド・プレミアリーグは1日、第14節の試合が行われ、リバプール(Liverpool FC)は宿敵エバートン(Everton)に4-1で勝利。他の試合ではチェルシー(Chelsea)とマンチェスター・シティ(Manchester City)もそれぞれ白星を収めたため、リバプールを含む上位3チームの勝ち点差は2のままとなった。

 敵地グディソン・パーク(Goodison Park)での直近9試合で1勝しか挙げられていなかったリバプールだが、モハメド・サラー(Mohamed Salah)の華麗な2ゴールなどで快勝し、両チームの現時点でのレベル差は明確なものとなった。

 ジョーダン・ヘンダーソン(Jordan Henderson)の得点で先制したリバプールは、サラーがゴールの隅にシュートを流し込んでリードを広げた。

 ハーフタイム前にデマレイ・グレイ(Demarai Gray)に1点を返されたリバプールだったが、サラーが公式戦19試合で19得点目を挙げると、ジオゴ・ジョタ(Diogo Jota)にもゴールが生まれ、スコアは一方的な内容にふさわしいものとなった。

 敵地ビカレージ・ロード(Vicarage Road)でワトフォード(Watford FC)に苦戦を強いられたチェルシーは、途中出場のハキム・ツィエク(Hakim Ziyech)が72分に決勝点をマーク。2-1で勝利してリバプールとシティを抑え首位の座をキープした。この試合では観客席の病人を救護したため、長い中断を強いられた。

 負傷者が続出しているシティは、ルベン・ジアス(Ruben Dias)とベルナルド・シウバ(Bernardo Silva)の得点で、アストン・ビラ(Aston Villa)を2-1で下した。

 前半を優位に進め2点リードで後半に折り返したシティは、47分にオリー・ワトキンス(Ollie Watkins)に1点を返されたが、このまま逃げ切って重要な勝ち点3を手にした。

 一方、現役時代にリバプールのキャプテンを務めていたビラのスティーブン・ジェラード(Steven Gerrard)監督は、古巣に力添えすることはできなかった。

 就任後、ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFC(Brighton & Hove Albion FC)とクリスタルパレス(Crystal Palace)に連勝し、2部降格の懸念を軽減させていたジェラード監督は、王者シティとの一戦は全く別の試練になると認めていたが、そのことが証明される結果となった。(c)AFP