【12月1日 AFP】米国務省は11月30日、コロンビアの旧左翼ゲリラ「コロンビア革命軍(FARC)」について、外国テロ組織の指定を解除したと発表した。

 米国は、コロンビア政府とFARCによる2016年の和平協定締約から5年の節目を翌日に控えた23日、テロ組織指定解除の方針を示唆していた。この和平協定により、数十年に及んだ戦闘が終結し、FARCの武装解除と解体につながった。

 アントニー・ブリンケン(Antony Blinken)国務長官は「今回の指定解除の決定は、FARCの過去の指導者に対する米国内での訴追やその可能性に関する姿勢を変えるものではない」としながらも、「米国が2016年の協定の実施をより効果的に支援する助けとなる」との考えを示した。(c)AFP