【11月30日 AFP】米大リーグ機構(MLB)は29日、アトランタ・ブレーブス(Atlanta Braves)のマーセル・オズナ(Marcell Ozuna)に対し、ドメスティックバイオレンス(DV)の規定違反で20試合の出場停止処分を科したことを発表した。ただし、処分は日付をさかのぼって適用され、来季の出場には影響しない。

 ドミニカ共和国出身で31歳のオズナは、妻の首を絞めた上に壁に投げつけるなどした加重暴行の容疑で、5月に米ジョージア州フルトン(Fulton)郡警察に逮捕された。これがMLBの規定に違反したと認定され、レギュラーシーズン20試合の出場停止処分を科された。

 しかし、同月に疑惑が発覚して以降は試合に出場しておらず、すでに処分期間を消化しているとみなされ、来季は開幕から出場できることになった。

 今季のワールドシリーズ覇者であるブレーブスと計5年契約を結んでいるオズナは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で短縮された2020年シーズンに、いずれもナ・リーグトップとなる18本塁打と56打点を記録した。(c)AFP