【11月30日 AFP】男子ゴルフ、元世界ランキング1位のタイガー・ウッズ(Tiger Woods、米国)が、キャリアを脅かす脚の大けがのリハビリを続けている中で、フルタイムでのプロ生活復帰の可能性を除外した。29日に掲載された米誌ゴルフ・ダイジェスト(Golf Digest)のインタビューで明らかにした。

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 メジャー通算15勝を誇るウッズは、最終的に競技復帰することには自信を示しながらも、今後は大会数を絞って出場すると語った。同選手は2月、ロサンゼルス郊外で運転中に道路から飛び出し、複数回横転して右脚を複雑骨折した。

 現在45歳のウッズはここ数年、腰や膝の手術を繰り返しており、すでに事故前から出場する大会数が減っていた。今後は出る大会を「選択」していくことになるとし、フルタイムでのPGAツアーメンバーとしての日々は事実上終了しているとの認識を示した。

 ウッズはインタビューの中で、「今後のツアーに関しては、フルタイムではもう無理だろうが、選択してプレーしていくのが現実的なところだと思う」と明かし、「年間いくつか大会を選んで、その範囲でプレーする」と語った。

「これからは、そうやってプレーしていくしかないと考えている。残念な現実だが、それが自分の現実だ。そのことを理解しているし、受け入れている」

 ウッズは今週、バハマで開催されるヒーロー・ワールドチャレンジ(2021 Hero World Challenge)で、事故後初めて公の場に姿を見せることになっている。ウッズの財団が主催する同大会には、選手20人が出場する。(c)AFP