【11月30日 AFP】AFPが各国当局の発表に基づき日本時間29日午後8時にまとめた統計によると、世界の新型コロナウイルスによる死者数は519万7718人に増加した。

【インタラクティブ図解】新型コロナウイルス、1日ごとの新規死者・感染者数

 これまでに世界で少なくとも2億6081万7750人の感染が確認された。大半はすでに回復したが、一部の人々にはその後も数週間、場合によっては数か月にわたり症状が残っている。

 この統計は、各国の保健当局が発表した日計に基づいたもので、他の統計機関が行った集計見直しに伴う死者数の大幅な増加分は含まれていない。世界保健機関(WHO)の推計によると、新型コロナウイルス感染症により直接または間接的に生じた超過死亡を含めると、死者数の総計は公式統計の2~3倍に上る可能性がある。

 多くの国では検査体制が強化されたが、軽症や無症状の人の多くは検査を受けず、感染に気付かないままとなっている。

 28日には世界全体で新たに4760人の死亡と38万2619人の新規感染が発表された。死者の増加幅が最も大きいのはロシアの1209人。次いでウクライナ(297人)、インド(236人)となっている。

 最も被害が大きい米国では、これまでに77万6639人が死亡、4822万9273人が感染した。

 次いで被害が大きい国はブラジルで、死者数は61万4278人、感染者数は2208万906人。以降はインド(死者46万8790人、感染者3458万832人)、メキシコ(死者29万3897人、感染者388万3842人)、ロシア(死者27万3964人、感染者960万4233人)となっている。

 人口10万人当たりの死者数が最も多いのはペルーの610人。次いでブルガリア(404人)、ボスニア・ヘルツェゴビナ(380人)、モンテネグロ(364人)、北マケドニア(362人)、ハンガリー(351人)、チェコ(307人)となっている。

 地域別の死者数は、中南米・カリブ海(Caribbean Sea)諸国が153万9738人(感染4664万2178人)、欧州が151万4834人(感染8376万7638人)、アジアが89万6740人(感染5715万9434人)、米国・カナダが80万6268人(感染5001万4587人)、アフリカが22万2568人(感染863万8847人)、中東が21万4292人(感染1428万8635人)、オセアニアが3278人(感染30万6439人)となっている。

 各国の死者数・感染者数は当局による訂正やデータ公表の遅れがあるため、過去24時間での増加幅は前日の集計結果との差と一致しない場合がある。(c)AFP