【11月29日 AFP】タイ・ロッブリー(Lopburi)で28日、毎年恒例の「モンキー・ビュッフェ(Monkey Buffet)」が開催され、サルたちにたくさんの果物が振る舞われた。

 ロッブリーでは年に一度、サルたちに山積みの果物を振る舞う。1980年代から続く伝統的な宗教行事であり、観光客向けの年次イベントでもある。

 約800年の歴史がある寺院、プラーン・サームヨート(Prang Sam Yod)の前で、テーブルや車いすの上に山積みの果物が置かれると、約1000匹のサルたちが一斉に群がった。主催者によると、サルたちはドリアンを好んで食べたという。

 昨年は、新型コロナウイルスの影響で例年ほど観光客はいなかったが、今年は100人以上が果物を頰張るサルたちを見に訪れた。サルたちは観光客の肩によじ登ったり、帽子を取ったり、髪の毛を引っ張ったりしていた。(c)AFP