【11月29日 Xinhua News】中国安徽省(Anhui)合肥市(Hefei)でこのほど開かれた2021世界製造業大会新エネルギー車(NEV)産業発展フォーラムで、中国の自動車保有台数が9月末時点で2億9700万台となっており、年内に3億台を超える見通しであることが明らかになった。第14次5カ年規画(2021~25年)期間中、年平均4%増を維持するとみられる。

 中国自動車工業協会(CAAM)の師建華(Shi Jianhua)副秘書長によると、中国自動車産業は第13次5カ年規画(2016~20年)期間中、目覚ましい発展を遂げた。市場規模は世界最大で、販売台数と保有台数が長年にわたり世界一の座を守っている。

 NEV産業も新たな発展段階を迎え、市場化の程度が絶えず高まっている。国内一部地域における新型コロナウイルスの感染拡大や世界的な半導体供給不足などの影響を受けているが、NEVの生産・販売台数は依然として過去最高を更新しており、世界の先進技術が次々と中国に集まり、研究開発システムの建設や産業サプライチェーンの育成、派生業務の拡大などの分野で全面的に広がっている。

 CAAMの統計によると、1~10月のNEVの生産販売台数は前年同期の2・8倍となった。NEVが自動車販売台数全体に占める比率は11%となっている。(c)Xinhua News/AFPBB News