【11月27日 AFP】オーストラリアは27日、新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」が南アフリカで確認されたことを受け、水際対策としてアフリカ南部9か国からの入国を制限する措置を導入した。

 入国制限の対象となるのは南アフリカやジンバブエなど9か国。過去2週間に該当国を訪れた外国人の入国も禁止されるほか、該当国から帰国したオーストラリア人については14日間の隔離が必要となる。

 グレッグ・ハント(Greg Hunt)保健・高齢者介護担当相は入国制限について、「強力かつ迅速で、断固とした緊急対策」だと述べた。

 世界保健機関(WHO)は、オミクロン株を懸念される変異株に指定する一方で、オミクロン株の感染力や重症度、ワクチンや検査、治療への影響の調査が完了するまでは数週間かかるとしている。(c)AFP