【11月27日 AFP】21-22フィギュアスケートグランプリ(GP)シリーズ第6戦、ロシア杯(Rostelecom Cup 2021)は26日、ロシア・ソチ(Sochi)で女子シングル・ショートプログラム(SP)が行われ、カミラ・ワリエワ(Kamila Valieva、ロシア)が世界最高得点の87.42点で首位発進し、来年2月に開催される北京冬季五輪の金メダル候補筆頭に名乗りを上げた。

 2020年のジュニア世界選手権(ISU World Junior Figure Skating Championships)女王でまだ15歳のワリエワは、この日のSPで驚異の高得点をたたき出し、これまでの世界最高記録(85.45点)を2点近くも更新した。

 これで10月に行われた第2戦スケート・カナダ(Skate Canada International 2021)で自身がマークしたフリースケーティング(FS)の180.89点と合計265.08点を合わせ、数々の世界記録保持者となっている。

 エテリ・トゥトベリーゼ(Eteri Tutberidze)氏の門下生であるワリエワは、80.10点で2位につけた同胞のエリザベータ・トゥクタミシェワ(Elizaveta Tuktamysheva)に7点以上もの差をつけた状態で、27日のFSに挑むことになった。

 マライア・ベル(Mariah Bell、米国)が69.37点で3位に続き、日本勢は松生理乃(Rino Matsuike)が62.98点で7位となっている。

 2014年ソチ冬季五輪の会場で行われているロシア杯は、今季GPシリーズの最終戦となる。各種目の総合成績上位6人が、来月9日から12日に大阪で開催されるGPファイナルに進出する。(c)AFP