【11月26日 AFP】サッカーヨーロッパカンファレンスリーグ(UEFA Europa Conference League 2021-22)は25日、グループG第5節が各地で行われ、トッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)はNSムラ(NS Mura)に1-2でまさかの黒星を喫した。トッテナムのアントニオ・コンテ(Antonio Conte)監督は、チームのレベルが「それほど高くない」ことにすぐに気づいたと述べた。

 レンヌ(Stade Rennes FC)とのホームゲームを最終節に残しているトッテナムだが、この一戦に勝利すれば第三の欧州カップ戦である同大会での敗退回避が期待できる。レンヌはすでに1位が確定し16強に進むため、トッテナムが勝ち上がった場合はベスト32に回ることになる。

 リーズ・ユナイテッド(Leeds United)に2-1で勝利し、コンテ監督の時代が始まるかに思われた21日のリーグ戦から引き続き先発起用されたのは2人しかおらず、このうちの一人はFWハリー・ケイン(Harry Kane)だった。

 しかし、9年前に設立されたばかりのスロベニア1部クラブに敵地で屈辱的な黒星を喫したことで、コンテ監督はチームの実力を早くも思い知らされることになった。

「3週間が経過し、状況を理解し始めている。単純ではない」と話したコンテ監督は「現時点でのトッテナムのレベルはそれほど高くない」と続けた。

 コンテ監督はまた、クラブの基準を高めるには時間がかかると警告した。

「新監督がやって来て、コンテは過去に優勝したことがあるから、私のことを魔法使いだと思っている人がいるかもしれない。だが、私に使える魔法は仕事に取り組むことだけ」

「努力することや改善するための作業、私なりのメソッドやサッカーのアイデアをもたらす。だが、時間がかかることは理解する必要がある」 (c)AFP