【11月26日 AFP】サッカー元アルゼンチン代表のレジェンドであるディエゴ・マラドーナ(Diego Maradona)氏の大ファンで、双子の娘をマラ(Mara)さん、ドーナ(Dona)さんと名付けた男性のもとに男の子が生まれ、ディエゴ(Diego)ちゃんと名付けられた。ディエゴちゃんが誕生した25日は、マラドーナ氏の没後1年だった。

 39歳のワルテル・ロトゥンド(Walter Rotundo)さんと妻のビクトリア(Victoria)さんは、この日に向けて帝王切開を予定していたという。

 AFPの取材にロトゥンドさんは「全てが計画通りにうまく進んだ」と答えた。

 ロトゥンドさんは、マラドーナ氏に直接会ったことがないものの、現在10歳になる娘の名前を憧れのアイドルにちなんでつけたことをマラドーナ氏は知ってくれたと明かした。

「多くの人がディエゴのことで悲しんでいるこの日は、私にとってもつらい。けれど、息子が生まれたことで気分は幾分か良い。現在もこれからもこの日はディエゴの命日としてあり続けるが、私の息子の誕生日にもなる」とロトゥンドさんは語った。

 マラさんとドーナさんが10年前に生まれた際、双子を抱きかかえた写真をマラドーナ氏に送ったことをロトゥンドさんは語ってくれた。マラドーナ氏は、自身がその写真を手にしている写真を返信し、その行動に感激したロトゥンドさんはその姿のタトゥーを背中に彫った。(c)AFP