【11月26日 AFP】英国は25日、南アフリカで新型コロナウイルスの新たな変異株が検出されたことを受け、アフリカ南部6か国からの入国を制限すると発表した。

 サジド・ジャビド(Sajid Javid)保健相によると、新変異株は「デルタ株」よりも感染力が強く、既存のワクチンの有効性が低い可能性がある。

 新変異株は南アでの感染急拡大の要因とされている。ボツワナと香港で、南アからの渡航者から検出されているが、英国内ではまだ検出されていない。

 ジャビド氏は予防措置として、グリニッジ標準時(GMT)26日正午(日本時間同日午後9時)から、南ア、ナミビア、レソト、エスワティニ(旧スワジランド)、ジンバブエ、ボツワナからの航空機の乗り入れを全面的に禁止することを決定したと語った。

 28日午前4時(日本時間同日午後1時)以降に6か国から到着した人はホテルに隔離される。それ以前に到着した人は、自宅で自主隔離を行い、2日後と8日後にPCR検査を受ける必要がある。ジャビド氏は「過去10日間にこれらの国から到着した人は、PCR検査を受けてほしい」と呼び掛けた。(c)AFP