【11月29日 CGTN Japanese】今年1〜10月の中国都市部の新規就業者数は1133万人で、年間1100万人という目標任務を前倒しで達成しました。10月の全国都市部調査失業率は4.9%で、前年同期だけでなく、新型コロナウイルス感染発生前の2019年の同時期の水準も下回ったとのことです。

 今年の大学卒業生数が70万6000人で全国1位となった中部の河南省ではこのほど、大学卒業生を対象としたオンライン就職説明会が行われました。説明会では、雇用者が職場のニーズや給与待遇を紹介し、求職者が履歴書や質問をオンラインで提出し、政府関係者が就業政策を紹介して質疑応答を行う形となっています。ある企業の担当者は「20分間に300件近くの履歴書が届いた」と話しました。

 それと同時に、中国で大きく成長しているデジタル経済関連産業もますます多くの就職の選択肢を提供しています。今後5年間で、クラウドコンピューティング工学技術者の需要は約150万人、モノのインターネット(IoT)設置調整員の需要は約500万人、人工知能(AI)関連人材の需要は約500万人、産業用ロボットシステムのオペレーターと運営・メンテナンス人員の需要はいずれも125万人に達すると予想されています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News