【11月25日 AFP】韓国ソウル市はこのほど、保育園での教育支援ロボットの実証実験を開始した。次世代を担う子どもたちに、ハイテク技術に親しみを持ってもらう狙いがある。

 身長24.5センチの小型ロボット「アルファ・ミニ(Alpha Mini)」は、踊ったり、歌ったり、物語を読み聞かせたり、腕立て伏せや片足立ちなどカンフー風の運動をしたりできる。まばたきやウインクも可能で、会話中は目がハートの形になる。頭部のカメラで撮影した画像はタブレットに転送され、すぐに確認できる。「おなら」機能も付いている。

 ソウル市の保育施設担当者はAFPに対し「保育園で人工知能(AI)や関連機器に触れると、成長してからもその影響が続く」と語った。

 アルファ・ミニの実証実験は、ソウル市内300か所の保育園・託児所で行われている。市は3~5歳の利用を勧めている。(c)AFP