【11月25日 AFP】来年1月に行われる四大大会(グランドスラム)の初戦、全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2021)の大会責任者を務めるクレイグ・タイリー(Craig Tiley)氏は25日、通算9度の大会優勝を誇るノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)について、今大会を欠場して歴代単独1位となる通算21回目のグランドスラム制覇のチャンスを逃したくはないだろうと見解を述べた。

 大会側は出場選手全員に対して新型コロナウイルスのワクチン接種を義務付けており、接種有無の公表を拒否している世界1位のジョコビッチの出場は不透明となっている。

 しかしタイリー氏は、地元ラジオ局SEN(Sports Entertainment Network)で「ノバクはこれまでに全豪で9度勝っており、それを10にしたいと思っているはずだ」とコメント。

「彼は出場予定のラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)、そして(欠場が決まっている)ロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)とグランドスラム20勝で並んでおり、この中の一人が抜け出ることになる」とした上で、「ノバクがその偉業を誰かに譲るとは考えられない」と話し、「一つ確かなのは、彼が1月にここでプレーするのであれば、ワクチンを接種しているということだ」と続けた。

 ジョコビッチは先週末、タイトル防衛のためメルボルンパーク(Melbourne Park)の舞台に立つかと問われると、「成り行きを見守らなければならない」と答えた。

 タイリー氏によれば、現在約85パーセントの選手がワクチンを接種しており、1月までには95〜100パーセントになる見通しだという。

 また、オーストラリアテニス協会(Tennis Australia)で最高経営責任者(CEO)を務めるタイリー氏はこの日、1月に行われる全豪オープンの前哨戦スケジュールを発表した。

 1日にシドニーで男子テニスの国別対抗戦ATPカップ(ATP Cup 2022)が開幕し、翌週に男女共催のシドニー・テニス・クラシック(Sydney Tennis Classic 2022)が開催される。2日からは同じく男女共催のアデレード国際(Adelaide International 2022)が2週間かけて行われ、さらに3日から9日にかけてはメルボルンで女子の2大会、男子の1大会をはさむ。全豪は17日に本戦が開幕する。(c)AFP