【11月24日 AFP】21日に行われたサッカーフランス・リーグ1の試合で、客席からペットボトルを投げ込んで相手選手に当てたオリンピック・リヨン(Olympique Lyon)のファンに23日、執行猶予付きの禁錮6月が言い渡された。

 リヨンの本拠地パルク・オリンピック・リヨン(Parc OL)での試合で、CKの準備をしていたオリンピック・マルセイユ(Olympique de Marseille)の主将ディミトリ・パイェ(Dimitri Payet)にボトルを投げた32歳の男は、同スタジアムへの入場も5年間禁止となった。

 側頭部にボトルが当たったパイェは治療を余儀なくされた。両チームの選手は控室へ下がり、そのまま試合は中止となった。

 フードデリバリーの配達員だという男は、裁判で「自分が何を考えていたのか分からない」と述べ、パイェに謝罪。ペットボトルを当てる意図はなかったと語った。男はパイェに対し、象徴的な賠償金として1ユーロ(約130円)の支払いも命じられた。

 この件でリヨンは22日、フランスプロサッカーリーグ連盟(LFP)の裁定が出る予定の12月8日まで、ホームゲームを無観客で開催するよう命令された。(c)AFP