【11月23日 AFP】イタリア競争監視機関は22日、米国の小売り・IT大手アマゾン・ドットコム(Amazon.com)と電子機器大手アップル(Apple)に対し、独占禁止法違反で計2億ユーロ(約260億円)の罰金を科した。欧州では米IT大手の事業慣行をめぐり、罰金措置が相次いでいる。

 同監視機関は、アップルとその子会社ビーツ(Beats)の製品の販売業者に不当な制限を適用して欧州連合(EU)法に違反したとして、アップルに1億3450万ユーロ(約170億円)、アマゾンに6870万ユーロ(約90億円)の罰金をそれぞれ支払うよう命じた。

 米IT大手は、欧州で独占禁止に関する違法性の指摘を多数受けてきている。米規制当局も、IT業界に対する監視強化を明言しており、欧州の動きを注視している。(c)AFP