【11月23日 AFP】米プロバスケットボール協会(NBA)は22日、ロサンゼルス・レイカーズ(Los Angeles Lakers)のレブロン・ジェームズ(LeBron James)に1試合、デトロイト・ピストンズ(Detroit Pistons)のアイザイア・スチュワート(Isaiah Stewart)に2試合の出場停止処分を科した。両選手は前日の試合で衝突し、スチュワートが流血するけがをした。

 アクシデントが起きたのは第3クオーター残り9分18秒の場面で、両選手はリバウンドのポジションを争っていたところ、ジェームズの振った腕がスチュワートの顔面を直撃。一触即発の状況になると、流血したスチュワートがジェームズに向かっていこうとし、チームメートやスタッフが何度も止めに入る事態となった。

 当初はスチュワートのルーズボールファウルが取られていたが、リプレー検証の結果、ジェームズにフレグラントファウル2が与えられ、退場となった。ジェームズの退場はキャリアを通してわずかに2回目だった。

 ジェームズは「不注意でスチュワートの顔をたたき、コート上での騒動を招いた」として、1試合の出場停止処分を科され、23日のニューヨーク・ニックス(New York Knicks)戦を欠場することになった。一方、テクニカルファウルを二つ取られ、こちらも退場となったスチュワートは「反スポーツマン的な態度で繰り返しかつ攻撃的に(ジェームズを)追いかけ、コート上での騒動をエスカレートさせた」として、2試合の出場停止となった。

 試合はそこからレイカーズが逆転して121-116で勝利。ジェームズは退場するまで10得点、5アシストを記録していた。(c)AFP