【11月22日 AFP】21-22イングランド・プレミアリーグは21日、第12節の試合が行われ、トッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)はリーズ・ユナイテッド(Leeds United)に2-1で逆転勝ちし、アントニオ・コンテ(Antonio Conte)監督の下で初となるリーグ戦のホームゲームを白星で飾った。

 プレミアの直近2試合で枠内シュートすら打てていなかったトッテナムは、この日の前半もそれまでとほぼ同様の内容で劣勢を強いられた。

 すると前半のうちにダニエル・ジェームズ(Daniel James)に移籍後初ゴールを決められ、ラフィーニャ(Raphinha)やパトリック・バンフォード(Patrick Bamford)といった主力を欠く若手中心のリーズに先制を許した。

 しかしトッテナムのゴールは思わぬ形から生まれ、ピエール・エミール・ホイビュルク(Pierre-Emile Hojbjerg)の当たり損ねのシュートがネットに吸い込まれ60分前に1点を返すと、エリック・ダイアー(Eric Dier)のFKが相手に当たってポストをはじいたところにセルヒオ・レギロン(Sergio Reguilon)が詰めて、決勝点を挙げた。

 リーグ戦で4試合ぶりの白星を挙げたトッテナムはマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)を抜いて7位に浮上し、4位との差を4ポイントにまで縮めた。一方、負傷者が続出しているリーズは降格圏と2ポイント差のままとなっている。

 トッテナムのコンテ監督は「これが出発点。このことは選手たちに伝えているが、望めばできるということをわれわれは理解しなければならない」と述べた上で、後半に入ってからのインテンシティーの違いについて強調した。

「後半に入ってからは戦術面を変更し、高い位置で、そしてリーズと同じインテンシティーでプレーしたかった」

■シティは快勝

 他の試合では、マンチェスター・シティ(Manchester City)がエバートン(Everton)に3-0で勝利し、2位の座をキープした。

 ラヒーム・スターリング(Raheem Sterling)、ロドリゴ(Rodrigo Hernandez Cascante)、ベルナルド・シウバ(Bernardo Silva)のゴールで白星を挙げたホームのシティは、首位との勝ち点差を3ポイントのままにしている。

 これがプレミア通算300試合目の出場となったスターリングは、ジョアン・カンセロ(Joao Cancelo)の華麗なアウトサイドのパスに合わせ同98点目をマークした。(c)AFP/Kieran CANNING