【11月22日 AFP】今年2月に自動車事故を起こし、脚に大けがをした男子ゴルフの象徴タイガー・ウッズ(Tiger Woods、米国)が21日、ボールを打っている動画を公開した。

 ウッズは自身のツイッター(Twitter)に動画を投稿し、「前進中」とごく簡潔なメッセージを添えた。動画内のウッズはリラックスした様子で、短パンをはき、事故で粉砕された右脚にはサポーターを着けている。

 45歳のウッズは今年2月、ロサンゼルス近郊を車で走っていた際に事故を起こし、右脚を複雑骨折する大けがをした。このけがで引退の危機もささやかれているが、今回の動画にはファンやゴルフ記者から多くのいいねやリプライが集まり、リツイートも何度もされている。米ツアーに参戦する他のプロも反応した。

 ウッズは以前にも現役続行を脅かすけがから復帰している。2017年に脊椎を固定する手術を受けて翌年に復帰すると、2019年のマスターズ・トーナメント(The Masters Tournament 2019)で優勝を飾り、大会5勝目、メジャー通算15勝目を挙げた。過去に何度も腰と膝にメスを入れながら現役を続けており、事故の際も腰痛の治療を受けている最中だった。

 それでも4月、ウッズは自身のインスタグラム(Instagram)で、今回は回復のペースが遅いことを示唆し、5月には米誌ゴルフ・ダイジェスト(Golf Digest)のインタビューで、今度のリハビリはこれまでとは「全く別次元」だと明かしていた。(c)AFP/Rebecca BRYAN