【11月21日 AFP】21-22スペイン1部リーグは20日、第14節の試合が行われ、FCバルセロナ(FC Barcelona)はメンフィス・デパイ(Memphis Depay)のPKでRCDエスパニョール(RCD Espanyol)とのダービーを1-0で制し、シャビ・エルナンデス(Xavi Hernandez)監督の初陣を白星で飾った。

 後半開始直後のデパイのPKにより、シャビ監督のカンプ・ノウ(Camp Nou)帰還は勝利で幕を閉じた。しかし最後は危ないシーンもあり、指揮官は目の前に困難な仕事が待ち受けていることを認識せざるを得なかった。

 試合はバルセロナが60分間は支配したものの、終盤猛攻に出たエスパニョールは、ラウール・デ・トマス(Raul de Tomas)のシュートが2度ポストをたたくなど勝ち点1獲得まであと一歩だった。

 しかしまずは結果が必要なバルセロナは、これにより9位から暫定6位に浮上。同日フェリペ(Felipe Augusto de Almeida Monteiro)のヘディングシュートでオサスナ(CA Osasuna)を1-0で下した4位アトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)を6ポイント差で追う。この日アラベス(Alaves)と2-2で引き分けたセビージャFC(Sevilla FC)が暫定首位につけた。

 シャビ監督の就任後、本拠地カンプ・ノウの雰囲気が高揚しているのは疑いなく、引き分けに終わった2節前のアラベス戦の3万7278人の約2倍となる7万4418人が観戦に訪れた。

「最後の15分間は相手に難しい状況をつくられてしまった」と振り返ったシャビ監督は、「2-0の結果がふさわしかったが、プロジェクトを勝利で始められたのは素晴らしいこと」とコメントした。(c)AFP