欧州各地で抗議デモ コロナ感染再拡大で規制強化
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【11月21日 AFP】欧州各地で20日、新型コロナウイルスの感染再拡大に伴う規制強化に抗議するデモが行われた。
オランダのハーグ(The Hague)では20日夜、新型コロナ対策の部分的ロックダウン(都市封鎖)に抗議するデモで、参加者と警官隊が衝突した。前日夜にはロッテルダム(Rotterdam)で暴動が起きていた。
欧州では新型コロナが再流行しており、複数の国が規制を強化している。
オーストリアは19日、西欧でここ数か月導入された対策としては最も厳しいものとなる、全国を対象にした部分的なロックダウンの実施を発表。他の欧州各国はワクチン未接種者を対象にレストランやバーの利用禁止といった規制を行っている。
クロアチアの首都ザグレブでは20日、数千人が抗議デモを行った。オランダ各地で行われたデモには数千人が参加。デンマークの首都コペンハーゲンでは約1000人が、公務員を対象としたワクチンパスポート再導入計画に抗議した。
オーストリアでは、約4000人が抗議デモに参加した。ウィーンで行われたデモで参加者は「コロナ独裁」や「社会の分断」などと書かれたプラカードを掲げていた。中にはナチス・ドイツ(Nazi)がユダヤ人に着用させた「ダビデの星(Star of David)」を思わせる黄色い星に「ワクチン未接種」と書かれたワッペンを着けた人もいた。
オーストリアのカール・ネハンマー(Karl Nehammer)内相はこれに対し「ナチス独裁政権により犠牲となった数百万人とその家族を侮辱している」と非難した。(c)AFP/Danny Kemp and Julie Capelle, with AFP bureaus