【11月21日 AFP】ラグビーテストマッチが20日、英ロンドンのトゥイッケナム・スタジアム(Twickenham Stadium)で行われ、イングランドは27-26で世界王者の南アフリカに競り勝った。エディー・ジョーンズ(Eddie Jones)ヘッドコーチ(HC)は、チームが「復活」したと話している。

 優勝を譲った2019年W杯日本大会(Rugby World Cup 2019)決勝以来、久しぶりに南アフリカと顔を合わせたイングランドは、マヌ・ツイランギ(Manu Tuilagi)とフレディ・スチュワード(Freddie Steward)、ラファエル・クワーク(Raphael Quirke)がそれぞれ見事なトライを決め、トライ数で3本対1本と上回ると、最後はマーカス・スミス(Marcus Smith)が冷静にペナルティーゴール(PG)を決めて勝利した。

 これでイングランドは、トンガ、オーストラリア、南アフリカと対戦した秋のテストマッチシリーズを全勝で終えた。チームは5位に沈んだ今年前半のシックスネーションズ(Six Nations Rugby 2021)とは打って変わった好調ぶりを見せ、スミスやスチュワード、クワークが台頭したことも、2023年のW杯フランス大会に向けた明るい兆しとなった。

 ジョーンズHCは報道陣に対して、「夏にも言った通り、ライオンズ(ブリティッシュ&アイリッシュライオンズ、British and Irish Lions、英国とアイルランドの選抜チーム)の(南アフリカ)遠征で基準が定まり、われわれはW杯に向けてチームを再生させ、ちょっとした復活を行う必要があった」と話した。

「何人か優れた選手が出てきているが、同時にわれわれには経験のある好選手もいる」

「W杯優勝を目標に掲げているから、次の活動ではさらに成長したい」 (c)AFP/Julian Guyer