【11月20日 AFP】サッカーウルグアイ代表で15年間指揮を執ったオスカル・タバレス(Oscar Tabarez)監督が19日、2022年サッカーW杯カタール大会(2022 World Cup)南米予選での不振を受けて解任された。

 74歳のタバレス監督は、人口約347万人という小国を2010年のW杯南アフリカ大会(2010 World Cup)で4強入りに導くと、その翌年にはコパ・アメリカ(2011 Copa America)で優勝を飾り、国内では一種の伝説的な地位を確立した。

 しかしながら、南米予選で3失点をした3試合を含む4連敗を喫したことで、同国はカタール大会の出場に黄色信号がともった。

 ウルグアイサッカー協会(AUF)は解任について「難しい判断」だったとしながら、「タバレス氏のウルグアイサッカーへの重要な貢献を否定するものではない」とのコメント文を発表している。

 直近の4試合でブラジル、ボリビア、そしてアルゼンチンと2度対戦したウルグアイは、その間1得点にとどまり、11失点を喫していた。南米予選では上位4チームが直接本大会への切符を手にする中、同国は現在7位に沈んでいる。

 すでにブラジルとアルゼンチンが本大会出場を決め、エクアドルも残り4試合で2勝すればカタール行きが決まるが、最後の切符をかけて、ウルグアイを含む5か国が勝ち点2差の中でひしめき合っている。

 タバレス監督は1988年から1990年までの第1次政権後、2006年に再就任。単一の代表チームでの指揮は、史上最多の221試合を数える。(c)AFP