【11月19日 AFP】韓国軍合同参謀本部は19日、合同演習を行っていたロシアと中国の軍用機が韓国の防空識別圏(ADIZ)に一時進入したため、自軍機を緊急発進させたと発表した。

 ロ中軍機が進入したのは、竹島(Takeshima、韓国名・独島、Dokdo)の北東方向に当たる韓国の防空識別圏。

 同本部は「韓中の直通通信網を通じて、中国側から通常の訓練との回答を得た」と明かし、「領空侵犯はなかった」と発表。ロ中軍の合同演習の一環であり、防空識別圏への進入時間は約10分だったと説明した。

 さらに、「通常の戦術措置」としてF15およびF16戦闘機の他、空中給油機を派遣したことも明らかにした。(c)AFP