【11月19日 CGTN Japanese】新型コロナウイルス感染症の猛威が世界で続く中、中国では特効薬の開発が急がれています。

 中国では、新型コロナの特効薬開発において、主にウイルスの細胞への侵入阻止、ウイルス複製の抑制、ヒトの免疫系の調整に焦点を当てた3つの技術ルートの研究が進められ、特効薬として合計6種類の薬剤が開発されています。

 なかでも、清華大学、深セン第三人民病院、ブリー・バイオサイエンス社(Brii Biosciences)が共同開発した、新型コロナ感染症から回復した人の血液から分離された抗体による治療法が注目されており、すでに米国、ブラジル、フィリピンなど7カ国で第3相臨床試験を行なっています。

 また、丹序生物製薬と北京大学のチームが共同で開発した特効薬が、北京地壇病院におけるコンパッショネート使用(未承認薬の人道的使用)を認められています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News