【11月19日 AFP】ベラルーシがポーランドとの国境に中東などからの移民を送り込んでいるとされる問題で、ベラルーシの国境警備隊は18日、国境地帯にあった移民の野営地を撤去し、滞在していた約2000人を近隣の受け入れ施設に移したと明らかにした。

 国境警備隊は、野営地にいた移民全員が「自らの意思で物流センターに移った」と、メッセージアプリのテレグラム(Telegram)で発表。無人となった野営地跡の写真を公開した。

 16日夜の時点で、1000人以上が国境付近にある物流センターの大型の施設に移動した。

 ベラルーシ政府によると、その時点では依然、約800人が氷点下の冷え込みにもかかわらず野営していた。

 しかし国境警備隊によれば、天候が悪化したのを受け、外にいた移民も現在は施設に移っている。施設では「温かい食事、暖かい服、基本的な生活必需品」が配られたという。

 ポーランドの国境警備隊も野営地が撤去されたことを確認した。(c)AFP