【11月23日 AFP】シンガポールで予定されていた米国人アーティスト、カウズ(KAWS)のアートプロジェクト「カウズ:ホリデー(KAWS:HOLIDAY)」の展示が、裁判所の差し止め命令を受けて開幕直前に中止された。

 カウズの代表的なキャラクター「コンパニオン(Companion)」の全長42メートルのオブジェは、屋外に横たわる形で置かれていた。目が「XX」で表現されているのが特徴だ。

 現地のアートNPO、ライアン・ファウンデーション(Ryan Foundation)によると、裁判所は同NPOの知的財産権が侵害され、秘密情報が悪用されるとして、展示と関連商品の販売を行わないよう命じた。

 プロジェクトを主催した、香港に本拠を置くオールライトリザーブド(AllRightsReserved)は、ライアン・ファウンデーションの主張には根拠がないとして、法的な対抗措置を取ると述べた。

 開幕はしなかったが、会場周辺にはカウズのファンが訪れ、オブジェをフェンス越しに撮影していた。

 映像は14日撮影。(c)AFP