【11月19日 AFP】北京冬季五輪を前に中国が新型コロナウイルス対策を強化する中、テスト大会に出場する予定だった3人の選手が検査で陽性反応を示したと、18日に大会組織委員会(BOCOG)が発表した。

 冬季五輪の開幕を来年2月に控える組織委は、北京市内への流入を制限したり、「クローズドループ」のバブルにとどまることになるアスリート数千人の検査を毎日行うと宣言したりするなど、新型コロナ対策に抜かりがない。

 組織委が前週に発表したところによれば、入国の際に空港で陽性が判明した海外のリュージュ選手1人は、同じく陽性となった他のチームメート1人と隔離用のホテルに移った。2人は無症状だという。

 しかし、組織委の趙衛東(Zhao Weidong)氏はこの日、隔離された2人の濃厚接触者に当たる他のリュージュ選手も新たに陽性が確認されたと述べた。

 趙氏は記者会見の中で、この選手は無症状であり「医学的観察」のために隔離施設に移送されたとコメント。また、当局が「人や用具、環境の検査」を続け、健康状態の監視と周辺の消毒も行っていくと付け加えた。(c)AFP