【11月19日 AFP】女子テニス、元世界ランキング1位のセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)が18日、中国女子のスター選手である彭帥(Peng Shuai、35)が同国の前副首相から性的関係を強要されたと告発した後、消息不明になっていることに「ショックを受けている」と話し、テニス界に広まっている懸念の輪に加わった。

 セレーナは自身のツイッター(Twitter)アカウントに彭がほほ笑んでいる写真を投稿し、ハッシュタグ「#WhereIsPengShuai(彭帥はどこに)」をつけて「同僚の彭帥に関するニュースを聞き、打ちひしがれていると同時にショックを受けている」とつづった。

 さらには「彼女が無事で一刻も早く見つかることを願っている。この問題は調査されるべきであり、私たちも黙っていてはならない」と訴え、「このとてつもなくつらい時期に、彼女とそのご家族に対して親愛の気持ちを贈る」と書き込んだ。

 ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon)と全仏オープン(French Open)の女子ダブルスで優勝した経験を持つ彭は今月、張高麗(Zhang Gaoli)前副首相から性行為を「強制」され、数年間にわたり断続的に関係を持っていたと中国版ツイッター(Twitter)の微博(ウェイボー、Weibo)で告発した。

 この投稿はすぐさま削除され、それ以降ずっと彭が音信不通となっていることから、テニス界では同選手の安否を気遣う声が高まっている。(c)AFP