【11月18日 AFP】女子テニス、WTAファイナルズ(2021 WTA Finals)は17日、メキシコ・グアダラハラ(Guadalajara)でシングルス決勝が行われ、大会第6シードのガルビネ・ムグルサ(Garbine Muguruza、スペイン)が第8シードのアネット・コンタベイト(Anett Kontaveit、エストニア)を6-3、7-5で下し、スペイン人選手で初めて優勝を果たした。

 2016年の全仏オープン(French Open 2016)と2017年のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2017)を制した後、一時は3年にわたり世界ランキングでトップ10圏外となっていたムグルサだが、今季はドバイ・テニス選手権(Dubai Duty Free Tennis Championships 2021)とシカゴ・フォール・テニス・クラシック(Chicago Fall Tennis Classic 2021)を制覇。シーズン最終戦で今季3勝目を挙げ、復活のシーズンを締めくくった。

 これがキャリア10勝目となった元世界ナンバーワンのムグルサは、同3位で今季を終える見通しとなっている。

 一方、クレムリン・カップ(Kremlin Cup 2021)とトランシルバニア・オープン(Transylvania Open 2021)を制すなどシーズン終盤に快進撃を見せていたコンタベイトは、自己最高位となる7位に上がるとみられる。

 第2セットで1ブレークダウンから立て直したムグルサは、最後はラブゲームでブレークに成功し、4ゲーム連取で勝利を決めた。

 ムグルサは、勝利が必要だった14日のラウンドロビンでもコンタベイトに勝利しており、同選手のマッチ連勝を12で止めていた。

 今大会はもともと中国・深セン(Shenzhen)市で予定されていたが、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)を理由に会場がグアダラハラに変更となった。(c)AFP