【11月18日 AFP】エリザベス英女王(Queen Elizabeth II、95)が17日、約1か月ぶりに対面での公務を再開し、ウィンザー城(Windsor Castle)で英軍幹部に接見した。

 女王は、14日に行われた毎年恒例の戦没者追悼式典(Remembrance Sunday)を「ぎっくり腰」を理由に欠席。公の場に姿を見せない期間が続き、健康不安説が広がっていた。

 女王は17日、近く退任するニック・カーター(Nick Carter)国防参謀長に接見。10月中旬にはつえを使用する姿を見せていたが、この日は支えなしで立ち、緑、オレンジ、白の花柄のドレスに身を包み、礼服姿のカーター氏と会話を交わした。

 接見の動画には、カーター氏が女王の飼っているダックスフントとコーギーのミックス犬・キャンディー(Candy)に出迎えられる様子が映っている。キャンディーは2人が会話する間、ドアのそばで赤じゅうたんの床に寝そべっていた。

 女王が対面で公務を行うのは、10月19日以来。その翌日、英王室は女王が予定していた2日間の北アイルランド訪問を取りやめ、健康上の理由から休養を勧められたと発表した。しかしその直後、女王がロンドンの病院で検査を受け、そのまま一晩入院していたことが報道で発覚。王室も入院の事実を認めたが、検査の内容は明らかにしていない。

 映像は17日撮影・提供。(c)AFP