【11月18日 AFP】男子テニス、ATPファイナルズ(ATP Finals 2021)は17日、イタリア・トリノ(Turin)でシングルスのラウンドロビン2試合が行われ、大会第1シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)は6-3、6-2で第5シードのアンドレイ・ルブレフ(Andrey Rublev、ロシア)を下し、大会通算10度目の4強入りを果たした。

 今大会でロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)に並ぶ最多6回目の最終戦制覇を目指す世界ランキング1位のジョコビッチは、これが今季通算50勝目。2試合連続のストレート勝ちで、グループ首位通過を決めた。

 ジョコビッチは試合後、「サーブが良かったのが大きかった。時間を奪い、ペースを交ぜて、相手を快適なゾーンから引きずり出したかった。全体的に素晴らしいパフォーマンスだった」とコメントした。

 第8シードのキャスパー・ルード(Casper Ruud、ノルウェー)は、肘のけがで大会を棄権したステファノス・チチパス(Stefanos Tsitsipas、ギリシャ)に代わり出場した第10シードのキャメロン・ノーリー(Cameron Norrie、英国)に1-6、6-3、6-4で逆転勝利し、4強入りに望みをつないだ。

 ジョコビッチがルブレフを下したため、勝利していれば試合数が一つ少ないノーリーにも準決勝進出の可能性があった。(c)AFP