中国天津市「海水稲」、1ムー当たり通常2倍以上の豊作迎える
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【11月21日 CGTN Japanese】中国直轄市の天津市(Tianjin)大港油田団泊洼開発会社の1500ムー(約100ヘクタール)に及ぶ「海水稲」が豊作を迎え、1ムー(約6.7アール)当たりの収穫量は750キロを超えました。この稲田は、中国で「ハイブリッド米の父」と呼ばれた故袁隆平(Yuan Longping)氏の研究チームが華北の環渤海地域で立ち上げた最初の大規模な「海水稲」プロジェクトです。
一般に「海水稲」と呼ばれる塩・アルカリ耐性稲は、自然淘汰(とうた)で生存した塩・アルカリ耐性野生稲と通常稲のハイブリッド種です。産業化可能で、塩分濃度が0.3%以上の塩・アルカリ土壌で成長し、1ムー当たりの収穫量は300キロに達します。
関係部門は向こう2〜3年で栽培構造を調整し、栽培規模を5000ムー(約333ヘクタール)に拡大し、「海水稲」栽培モデル区を構築することで、食糧の安定供給を保障し、農民の増収を後押しします。(c)CGTN Japanese/AFPBB News