中国長江三峡集団、発電設備容量が1億キロワット超える
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【11月18日 Xinhua News】中国の国有発電大手、三峡ダムなどを運営する中国長江三峡集団が発表した最新データによると、同集団の発電設備容量は現時点で1億100万キロワットに達した。主力事業の一つ、三峡水力発電所の設備容量の4・5倍に相当するという。水力や風力などクリーンエネルギー発電の設備容量は9600万キロワットを超え、全体の96%を占めた。
同集団は10月以降、国連の生物多様性条約第15回締約国会議(COP15、雲南省昆明市で10月11~15日開催)で中国が実施を宣言した「1億キロワット風力・太陽光発電基地第1期プロジェクト」の一連の工事を着工した。長江上流部の金沙江下流、青海省海西モンゴル族チベット族自治州、甘粛省の河西回廊などの地域で実施する「太陽熱」や「太陽光発電と砂漠化対策」などの事業を通じ、再生可能エネルギーの「経済オアシス」建設を模索する。
中国で電力供給の確保に向けた作業が正念場を迎える中、同集団は水力発電プロジェクトと風力発電プロジェクトの同時推進に力を入れている。四川、雲南両省境界に位置し、世界第2の規模を誇る水力発電所、白鶴灘水力発電所では8日、5基目となる100万キロワット級発電設備が72時間の試運転を経て正式稼働した。同発電所は発電設備の3分の1近くが既に稼働し、うち4基は「稼働後100日間の安全運転」の目標を達成している。(c)Xinhua News/AFPBB News